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任意後見と遺言の違いは?生前の備えを整理して相続をスムーズに
「相続人が遺産で揉めないように、元気なうちに財産の管理や相続の対策をしておきたい」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。 ご本人の意思がしっかりしているうちに対策をしておけば、ご本人の意思を反映させつつ、遺産相続をスムーズに行えるよ... -
親が認知症になる前にできること〜任意後見契約の実務と注意点〜
親が認知症になり、判断能力が衰えてしまった場合、家庭裁判所に成年後見人を選んでもらわなければいけません。 しかし、必ずしも親の希望した人を成年後見人に選任してもらえるとは限りません。 それでは、希望した人を後見人にしてもらう方法はないのか... -
遺留分侵害額請求で相続税評価額を主張する相手方に対して適正な増額を実現した事例
ご依頼者様は、被相続人の遺言により「全財産を長女に相続させる」との内容が記載されており、相続分を受けられない状況となっていました。そのため、遺留分侵害額請求を行うことになりました。 交渉の過程で、相手方は不動産の評価額について「相続税評価... -
疎遠だった親族の相続で第三順位の相続人となり、熟慮期間内に相続放棄を行った事例
ご依頼者様は、被相続人と長年疎遠であり、資産や負債の状況を全く把握していませんでした。そのため、被相続人の死亡自体も知らず、相続手続に関わることは想定していませんでした。 ところが、被相続人の代理人弁護士から通知書が送付され、その時初めて... -
疎遠だった父の相続で発覚した債務について、熟慮期間をめぐる問題をクリアし相続放棄の申述が受理された事案
ご依頼者様は、幼い頃に両親が離婚して以来、父親とは長年疎遠であり、相続財産や債務の有無について全く把握していませんでした。葬儀の際には「相続はしない」と親族に伝え、さらに被相続人の兄妹(第三順位相続人)に預金を送金したことで、相続に関す... -
孫の相続を望まない認知症の祖母のために、成年後見人を選任し相続放棄を行った事例
ご相談者様は、長年同居してきた認知症のお母様(本人)の財産管理を担っておられました。お母様は施設に入所後、判断能力が低下したため、今後の生活や財産管理を適切に行うため成年後見人の選任が必要となりました。 そのような中で、思いがけない出来事... -
子どものいない夫婦で、配偶者に全財産を承継させるための公正証書遺言を作成した事例
ご依頼者様ご夫婦にはお子様がいらっしゃらず、「亡くなった後は配偶者にすべての財産を残したい」とのお気持ちをお持ちでした。 しかし、遺言書を作成せずに相続が開始すると、法律上の相続分は、配偶者が4分の3、残りの4分の1は亡くなった方の兄弟姉妹が... -
「争いを避けたい」という依頼者の想いを大切にしながら、特定の相続人を優遇した公正証書遺言を作成した事例
ご依頼者様は、「自分の死後に相続人同士で争いを起こしてほしくない」という強い想いをお持ちでした。しかし、その一方で、これまで特に支えてくれた相続人を優遇したいというお気持ちもあり、「どうすれば想いを形にできるのか」と大きな不安を抱えてお... -
「全財産を長男に」という遺言は不公平!「遺留分」を請求する手続きと時効を解説
「全財産を長男に」という他の相続人にとっては不公平な遺言が作成されているようなケースはよくある話です。 この場合、次男や長女など他の相続人は一切遺産を受け取れないのでしょうか? 実は、そのようなことはありません。他の相続人も、一定の範囲で...